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【広島市】ひとつ麦 吉原さん

もっと着物を身近に感じてほしい“世界の刺繍で着物を愉しむ”
ひとつ麦 吉原幸子さんにお話を伺ってきました。

創業のきっかけは?
数年前、なぜか引き寄せられるようにインド刺繍の展示会に参加しました。緻密で繊細なインド刺繍に一瞬で心を奪われ、着物の帯にしてみたいと思い立ち、自分で手縫いした帯を身に着けて色々な場所(日本刺繍の展示会、大使館でのイベントなど)に出向きました。刺繍の帯は珍しいこともあり、多くの方の興味をそそったようで、説明しなくても関心を引くことが出来ました。手ごたえを感じ、これは売れる!と考え、事業化するためにとりあえず動いていこうと決意し、2019年の春から本格的に帯の商品開発を始め、さらに販路開拓を進めていき、インド刺繍生地の帯と足袋の製作販売事業として2020年1月に開業しました。
 

ひとつ麦 チカン刺繍帯

ひとつ麦 アリ刺繍帯

 
今後の課題や展望は? 
課題は、刺繍生地の足袋についてです。擦れから毛玉になりやすいことが分かり、滑りを良くし、毛玉になりにくい加工を施して販売できるよう準備中です。さらに、補修のための刺繍パーツも製作しています。補修ができるので長く履き続けられる「育てる足袋」として提案していきたいと思っています。
ひとつ麦の刺繍帯の新作は「名古屋帯の二部式」です。装着時に汗をかかずに手軽に装着でき、後ろに手を回しにくい方にお勧めの帯です。さらに、「袋帯の二部式」も販売まであと少しのところまで来ました。より良い商品の開発を進め、販路もさらに広げていきたいと思っています。
 
ひろしま創業サポートセンターを利用していかがでしたか?
あの時、ひろしま創業サポートセンターに行っていなければ、今の自分はいなかったと思います。
自分の中でこれが事業として成り立つのだろうか?と感じつつ、ほわーっとしていたアイデアを、創業サポートセンターの創業サブマネージャーの方が興味深く親身になって聞いてくださり、とても安心しました。頑張ってアイデアを形にしてみようと思いました。見えていなかった方向性が見えてきて取り組む課題が明確になり、その時々の課題に応じてタイミングよく創業サポーター(専門家)の方に相談でき、助かりました。サポートセンターの温かい対応、応援がすごくうれしかったです。
これから創業される方に一言。
「行動してみましょう!」
何年も『やってみたいけど、どうしたらいいのだろう 』と思っておられる方が、実はとても多いと聞いています。もったいないことと思います。
思っているならやってみましょう!やってみることで分かることがある。売ってみたいものがあるなら SNSで告知したり 、マルシェやフリマへの出展から始めてみてもいいと思います。無理のない範囲から実行してみてはいかがでしょうか。
 
事業者名 刺繍帯 ひとつ麦
代表 吉原幸子
Webサイト https://hitotsu-mugi.com/
(2020年2月21日現在の情報です。)
 
 
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2020年2月21日