お知らせ

MBD_現代制御システム設計研修(集合(オンライン))

研修 2025年09月10日

印刷する

現代制御理論の本質を理解し、制御系設計に活かす力を体系的に習得

本研修では、現代制御理論に基づく制御系設計の基礎から応用までを体系的に学びます。MATLAB/Simulinkを用いたモデル構築から、状態空間表現、状態フィードバック制御、ロバスト制御、モデル予測制御まで、制御工学の本質を理論と演習を通じて習得します。
さらに、MILS/HILS演習や実機実験を通じて、設計した制御モデルの検証・実証までを一貫して体験できる実践的な内容です。

研修の特徴

  • MATLAB/Simulink/Control System Toolboxを活用したモデル構築演習
    業界で広く使われているツールを用いて、状態空間モデルの設計・検証を実践的に習得します。
  • 状態空間モデル・フィードバック制御・ロバスト制御など、現代制御理論を網羅
    基礎から応用まで、制御系設計に必要な理論を体系的に学べる構成です。
  • HILS用機材貸出あり:HILシミュレータを用いたリアルタイム検証が可能
    物理的な実機の代替として、制御対象を模擬する環境で設計モデルの動作を確認できます。
  • LMSによる動画視聴+Zoomによるリアルタイム質疑応答
    自分のペースで学習しながら、講師との双方向コミュニケーションも可能です。
  • 修了認定制度あり(受講率80%以上+レポート評価)
    受講率とレポート評価により、受講証明として修了証を発行します。
  • 広島大学発ベンチャー「一般社団法人デジケーション」が開発した動画教材を使用
    制御工学教育に特化した専門機関による教材で、理論と演習を体系的に学べます。

研修内容(抜粋)

テーマ 内容
ツール操作 MATLAB/Simulinkの基本操作とモデル構築
理論基礎 状態空間表現と遷移行列
制御設計 状態フィードバック制御器・オブザーバー設計
システム特性 可制御性・可観測性・分離定理
実践演習 クレーンシステムによる制御設計演習
検証・実証 MILS/HILS演習と実機実験
応用理論 ロバスト制御・モデル予測制御の概論

    カリキュラム動画一覧

こんな方におすすめ

  • 制御系設計において現代制御理論を体系的に学びたい方
  • MATLAB/Simulinkを使ったモデルベース開発に取り組む技術者
  • 制御モデルの設計・検証・実証までを一貫して体験したい方
  • MBDプロセス研修を受講済みで、より高度な制御設計に進みたい方

研修の基本情報
実施形態 集合(オンライン(Zoom))形式
・研修日の開始・終了時にZoomに集合し、出欠確認・ふりかえりを実施
・講義は、事前録画コンテンツを視聴(研修日以外でも動画視聴可能)
・研修日にZoomによるリアルタイム質疑応答あり(研修期間中は、研修日以外も学習システム内のフォームで質問可能)
受講期間 5日間(初日から最終日まで、約3週間あります)
参加費 60,000円/名(税込)
(お支払い方法・キャンセルポリシー)
講師
  • 広島大学 様
必要なシステム要件 ①本研修は、eラーニングシステム「etudes」を利用します。
動作環境はetudesの動作環境をご確認ください。

②本研修は、オンライン会議システム「Zoom」を利用します。
動作環境はZoomの動作環境をご確認ください。

必要な準備

① 本研修は、以下のソフトウェアを利用します。インストール済みのPCをご用意ください。

  • MATLAB(必須)
  • Simulink(必須)
  • Control System Toolbox(必須)
  • Stateflow(任意)
バージョンについて:推奨バージョンの指定はありませんが、事務局では R2023a までの動作確認済みです。
Stateflowについて:HILSモデルは事務局で事前にインストール済みです。モデルの書き換えを体験されたい方は、Stateflowのインストールを推奨します。
演習用PCの貸出について:PCのご用意が難しい場合は、当センターより貸出可能です(15,000円/台(税込)、先着順)。

② 講義動画を視聴するための端末をご用意ください。
講義動画を視聴しながらMATLABを操作するために、演習用PCとは別の端末、または、2画面表示が可能な端末の使用を推奨します。

申し込み方法

  • 1名でお申し込みの場合:各回の1名用申し込みフォームから直接お申し込みください。
  • 2名以上でお申し込みの場合:団体用申込書(Excel)をダウンロードし、必要事項を記入の上、下記の送付先にメールで送信してください。

    団体用申込書送付先:hdic@hiwave.or.jp(ひろしまデジタルイノベーションセンター 担当:藤本)

よくある質問(FAQ)

  • Q:研修当日は何時にZoomに集合すればよいですか?
    A:研修開始時刻までにご入室ください。開始時刻は「日程・お申し込み」欄に記載しています。毎回、出席確認を行います。
  • Q:Zoomに参加できない日がある場合はどうなりますか?
    A:研修日はZoomでの集合を予定していますので、基本的にはご参加をお願いしています。体調不良や業務都合などで参加が難しい場合は、事前に事務局までご連絡ください。
  • Q:講義動画は研修日以外でも視聴できますか?
    A:はい、研修期間中はいつでも視聴可能です。復習や事前学習にもご活用いただけます。
  • Q:研修期間中に質問できますか?
    A:Zoomでの質疑応答に加え、etudesシステム内のフォームから随時質問を受け付けています。
  • Q:PCが用意できない場合はどうすればよいですか?
    A:演習用PCの貸出(有料・先着順)をご利用いただけます。詳細は「必要な準備」欄をご確認ください。
  • Q:Stateflowがないと受講できませんか?
    A:必須ではありませんが、モデルの書き換えを体験したい方にはインストールを推奨しています。

日程・お申し込み
日程:
  • 1日目:11月4日(火)  10:00~17:00
  • 2日目:11月11日(火)  10:00~17:00
  • 3日目:11月14日(金)  10:00~17:00
  • 4日目:11月19日(水)  10:00~17:00
  • 5日目:11月21日(金)  10:00~17:00

※5日間を通しての受講となります

定員: 20名
貸出可能な演習用PC: 4台(上限に達し次第受付終了)
申し込み締め切り日: 10月16日(木)
申し込みフォーム: 1名:申込フォーム 2名以上:団体用申込書

受講条件・目標・修了要件
受講対象
  • MBDによる制御系開発に関与している方、または今後関与する予定のある方
  • 大学教養程度の物理および数学(特に線形代数)を履修している方
  • MBDプロセス研修を受講済みの方、または、同程度の知識を有する方
到達目標
  • 機械、電気、制御ソフトの全要素が含まれたメカトロシステムのMBD V字開発プロセスを理解する
  • 現代制御理論に基づく制御系設計方法を理解する
習得できるスキル
  • 現代制御系の設計スキル
  • MILSによる制御システム設計スキル
  • HILSの設計、検証、実証化スキル
修了認定基準 本研修には修了認定があります。修了認定を受けるためには、以下の2つの基準を満たす必要があります:

  • 受講率:80%以上(必須講義動画の視聴率で算定)
  • レポート評価:3以上(4段階評価)
課題 研修終了後に、以下の2つを提出していただきます:

  • レポート
  • アンケート

研修に必要なもの
ご自身でご用意いただくもの
  • 演習用PCとソフトウェア
    MATLAB、Simulink、Control System Toolbox、Stateflow
    ※Stateflowは必須ではありません。
    ※演習用PCの貸し出しをご希望の場合は、申込時に選択してください。
  • 講義動画を視聴するための端末
    PC、タブレットなど
    ※演習用PCとは別の端末、または、2画面表示が可能な端末の使用を推奨します。
  • インターネット環境
    ZoomおよびLMS(etudes)に安定して接続できる環境
貸し出し教材
  • HILシミュレータ(演習用機材)
  • 演習用PC(希望者のみ)
配布教材
  • 研修テキスト

研修の流れ
研修開始前 ▶
教材準備 教材を当センターから発送します。届き次第、内容をご確認ください。(目安:研修初日の1週間前)
研修開始 eラーニングシステムのアカウントを送信します。届き次第、事前準備を行ってください。(目安:研修初日の3〜5日前)
研修開始 ▶
研修中 ●研修日は、以下の手順で進行します:

  1. 集合:オンライン会議システム(Zoom)に集合します。
  2. 出席確認と連絡事項:出席確認を行い、連絡事項をお伝えします。
  3. 個別学習開始:各自でeラーニングシステムを利用して講義動画を視聴しながら座学と演習を行います。
  4. 質問対応:研修中は講師がZoomに待機していますので、質問があればいつでもご相談いただけます。
  5. まとめ・質疑応答:研修終了時に再びZoomに集合し、まとめや質疑応答を行います。
研修終了 ▶
研修終了
  • 研修が終了した後、約1週間の復習期間が設けられています。この期間中、参加者は講義動画を視聴することができます。復習期間中に、課題のレポートとアンケートに回答し、提出していただきます。
  • 貸し出し機材については、復習期間終了後が返却期限となります。返送料は事務局が負担しますので、安心してご返却ください。

この研修を受講された方の感想

2024年度受講者による評価
準備中

2023年度受講者による評価
  • ★★★★☆:現代制御だけを聞くと、中身がどんなものなのかわからないが、今回の研修で人が進化するようにシステムも進化していっている事を感じれた。中身についても、これから業務で行おうとしていた配列に関して演習等がたくさんあったので、満足できている。
  • ★★★★☆:現代制御の理論を丁寧に教えて頂けた。
  • ★★★★☆:現代制御の考え方を学ぶことができた。
  • ★★★★☆:テキストや説明が分かりやすかった。
  • ★★★★★:受講の狙いで合った、現代制御の基礎について、実例も交えて理解することができた。
  • ★★★★★:理論だけの説明だけでなく、演習で実際に実装することもでき理解を深めることができた。
  • ★★★★☆:内容がわかりやすく身についたと思う。
  • ★★★☆☆:最初の状態空間表現の部分で躓いたので、もう少しじっくりやりたかった。
  • ★★☆☆☆:内容が難しく、理解できなかった点が多かった。
  • ★★★★☆:研修受講の目的であった現代制御の理解が大きく進んだ。
  • ★★★★★:内容説明が分かりやすかった。
  • ★★☆☆☆:短納期での開催となり、業務が立て込んでいる状況で受講がままならない状況になった。
  • ★★★★☆:受講目的を達成できた。
  • ★★★★☆:内容は実習もありとても分かりやすかったのですが、研修のボリュームが多く、業務の都合から中々最後までこなすのが厳しかった。
  • ★★★☆☆:内容が難しいうえにボリュームが多く、少々詰め込んだ感がある。
  • ★★★☆☆:全体的にペースが速く、予定の倍以上時間がかかった。
  • ★★★★☆:専門的な内容を体系的に学習できた。

※上記は一部抜粋です。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

MBD研修事業者の連絡先
    (公財)ひろしま産業振興機構 ひろしまデジタルイノベーションセンター | 広島県東広島市鏡山3丁目10-32 | TEL: 082-426-3250